こんにちは。岡崎納棺師　尾崎圭子です。

90手前のおばあちゃんの現場でした

お嫁さん、お孫さん
「見ててもいいですか？」
はい、もちろん✨

作業を進めるごとに質問が…

「何やってるの？」
「何するの？」

「医療従事の方ですか？」
「ううん
ただ興味があるんです」

なるほど

なら、そのように

おばあちゃんの妹さん
(おばさん)が私に話しかけられ

「あのね
とにかくお姉さんを可愛くして✨
とくに髪型
病院でなんとなくやってくれたけど
私たちが触りすぎちゃって
ボサボサになっちゃって💦
だからね
ふわっと、こう可愛くしてほしいの✨」

もちろん承知しますけど
ボサボサになる前の状態もわからない
「可愛い」の定義が人によって違う
それを含め

「ハードルが上がりました💦
可愛いは人によって違うので
お側に居てその都度ご確認を」

「え？ 見ててもいいの？」
「はい、もちろん
でもお側にみえるなら
お仕事お願いしてもいいですか？」

おばあちゃん
ドライアイスでお手が少し凍ってて💦

ドライヤーで解凍していただくことに

その間、お顔のお手入れをさせていただき
さぁ、いよいよ問題の髪型

長い髪を右耳の上でまとめ
三つ編みをした後お団子にまとめて…

おばさんの言うとおり確認しながら
三つ編みをして(何度もやり直して)
無事にお団子にしあげ✨

これまた毛先の染め具合が
薄茶、中茶、濃茶が
うまい具合にグラデーション✨

おばさん
「いいじゃない❗可愛い❗
あなた、やるじゃない❗❗」

偶然だったんですけどね💦

「ありがとうございます✨
ご満足いただけたなら良かったです✨」

「良かったも何も100点よ🎵」

その後もおばさん
いろいろ細かくご要望を

ご家族が
「おばさん、その辺で…」

いやいや
「私はみなさまのご要望にお応えするために
ここに来ています
遠慮なさらずに何でもどうぞ」

その後２つ３つご要望にお応えし
みなさんにご満足いただけました✨

最後におばさん
「何って
この髪型がいいわ✨
かわいいもの✨
ありがとね💕
思った通りにしてもらってありがとう💕」

その言葉で救われます✨